大切な家族である愛犬を亡くした方なら、「もう一度会いたい」と願うのは当然です。
どうにかして亡くなった愛犬に会うことは出来ないのかと、熱心に調べている方も多いことでしょう。
私も今まで何度か愛犬とのお別れをしてきました。
初代の愛犬が亡くなってもう30年近く経ちますが、やはり今でも会いたいと思っています。
もし会えたらどうしたいのかと言えば、
ギュッと抱きしめたいし、
たくさん遊びたいし、
美味しいご飯を作って食べさせてあげたいです。
でも正直なことを言えば、生きていた頃にもっと良くしてあげられなかったことを謝りたい…
あの時そばに寄って来てくれたのに、なんで無視したんだろう。
あの時寂しそうにしていたのに、なんで一緒に遊んであげなかったんだろう。
ずっと昔のことなのに、いまだに後悔はなくなりません。
亡くなった愛犬に会う方法はある?
もう一度愛犬に会いたい理由は人によって様々です。
愛犬が若くしてなくなったのなら「もっと長生きさせてあげたかった」と思うでしょうし、大往生だったとしても、あのぬくもりをもう一度感じたいと思うでしょう。
愛情が深かった分、絆が強かった分、愛犬がそばにいないことがとても辛く、会いたい気持ちが強くなりますよね。
中には亡くなった愛犬に会いたい一心で、霊感のある人や占い師に頼んで愛犬と交信してもらう方もいます。
姿を見ることはできませんが、元気だった頃の気持ちを聞けたり、いまはどんな所で何をしているのかを聞けたり、飼い主のメッセージを届けてもらえたりするそうです。
霊感があるとかないとか、
動物と交信ができるとかできないとか、
そういうことは私にはわかりませんし、
もしそれで本人が救われるのなら「亡くなった愛犬に会う方法」なのかもしれません。
でも私は、亡くなった愛犬の魂や愛犬と飼い主の絆はもっと尊いものだと思っています。
愛犬は飼い主以外の人間に心を開くのでしょうか?
愛犬は霊能力者や占い師と交信したいのでしょうか?
そんなことないですよね。
愛犬はあなたに話しかけて欲しいのです。
あなたとだけ繋がっていたいのです。
だって犬は飼い主のことが一番大好きなんですよ。
飼い主を喜ばせることを使命にして、ずっとあなたのことを想って生きていたのです。
旅立っていった今だってあなたのことが大好きです。
ずっとあなたのことを想っています。
亡くなった愛犬に会えるのはもう少し先のこと
どんなに愛犬のことを大切にしていた方でも、
「あの時もっと撫でてあげれば良かった」
「最後に抱っこしてあげれば良かった」
「いろんなところに連れて行ってあげたかった」
と、心の中が後悔する気持ちで溢れています。
でも犬はそんなことを気にしていないのだそうです。
飼い主に大事にされたこと、楽しかったこと、嬉しかった思い出だけを覚えています。
逆に私たちが後悔したり、謝ることばかり考えていると、
自分が飼い主を困らせることをしたのかと思って心配してしまいます。
せっかく虹の橋で楽しく暮らしているのに心配させたら可哀そうですよね。
同じように、
「もう一度会いたい」
「夢でもいいから出てきて欲しい」
と願ってばかりいたら、
『ボクのせいで寂しい想いをさせているのかな?』
『ワタシのせいで泣いているのかな?』
と悲しませてしまいます。
だから私たちは心の中で愛犬の姿を思い浮かべながら、
「あの時楽しかったね、一緒にいてくれてありがとう。」
「君がいてくれたから私は幸せだったよ、ありがとう。」
と感謝しましょう。
「元気でやってるの?こっちも元気だよ。」
と笑顔で話しかけてあげましょう。
愛犬は、あなたが笑って話しかけてくれることが何より嬉しいんです。
今はまだ無理かもしれませんが、姿を変えて戻ってきてくれることもあるでしょうし、あなたが天寿を全うした時は必ずまた会うことができます。
でも、愛犬に再会できるのはもう少し先です。
今私たちにできることは、愛犬のことを思い出し、優しく話しかけてあげることだけなのです。
愛犬はいつでもあなたのそばに来てくれる
愛犬が目の前からいなくなってしまった喪失感を埋めることはできません。
それは「淋しい」とか「悲しみ」という言葉では表すことができない気持ちです。
何年たっても急に涙が出てくることがあります。
泣いたら天国の愛犬が悲しむという人もいます。
でも感情を抑えるのは難しいですし、
泣いてしまうのは、深く深く思い出している証拠です。
愛犬を思い出している時、愛犬はあなたのすぐ近くに来ているんだそうです。
姿は見えなくても、すぐ傍であなたに微笑みかけているんですね。
せっかく愛犬がそばに来てくれているんです。
私たちも笑顔で「ありがとう。大好きだよ。」と伝えてあげましょう。
犬たちは飼い主を喜ばせることを使命にして、ずっと飼い主のことを想って生きてきました。
あなたの笑顔が見たくて頑張ってきたのです。
今は天国で「いつ会えるのかな」とあなたを待っています。
だから私たちは笑顔で安心させてあげましょう。
「もう少し待っていてね。また必ず会えるから」
と、語りかけて…